10月例会報告
10月例会は28日、江東区総合区民センターで開催され、36名の参加となりました。
加藤会長の旋盤講座 天芯の作成
炭素鋼が磁化しているまま切削加工すると、切り粉が材料や工具に付着してしまい加工しづらくなります。先に脱磁をしておけば写真のように付着せず、作業が効率よく進められます。
また切削する際、慣れないとバイトの先端ばかりを使いがちですが、出来るだけいろんな面を使ったほうが、先端部分はいざというときに使えます。
これらのようなちょっとしたコツも実際に目の当たりにして説明されると、より理解が深まります。
福田 修二さんより 焼き戻し用さら、洋白製コマ四つ割れ
スチール部品の焼き戻し、青焼き加工を施す際に使用します。
皿の部分は火色が見やすいアルミ合金を、柄の部分は耐熱性に優れるベークライト製。
軸の部分は熱が伝わらないようにステンレスを使用。
部品に傷をつけにくく、真鍮より耐久性に優れる洋白(ジャーマンシルバー)製のコマを自作して組み合わせたものです。
穴径1.0mmは把握経0.5mm〜1.0mm、穴径1.5mmは1.0mm〜1.5mmです。
山崎 伸さんより ローリングクロック/キャリッジクロック
傾斜のついた40漢0cmくらいの長さの台の上を、ゆっくり回転しながら作動するという、通称“ローリング・クロック”ですが、残念ながら台が失われており、作動のメカニズムや詳細がわからない状態です。
佐々木副会長より パリ・パリ郊外の塔時計・時計博物館の紹介
前回に続いて今回はパリ郊外に点在する、主に時計に関する博物館や歴史的資料などを紹介説明していただきました。
16世紀ごろのアストロラーベ(恒星の高さから時間を知る器具)やボール状の日時計、ドンを打つ時計(小さい大砲がついていて、時刻になると空砲で時刻を知らせる)などの普段あまり見ることのないものや、現在では12時間表示ですが、ある時は10時間だった事もあるなどの話も出てきて、そのときの時計などもご紹介いただきました。
また、時計とは直接関係ないものの、パスカルの歯車式計算機やジャガーの織機、パンテレグラフ(ファックスの元に当たる機械)など、工業全体の発展を促した資料の紹介もあり、幅広いお話をしていただけました。