7月例会報告




7月の例会は23日、江東区東大島で文化センターで開催され、36名の参加となりました。












加藤会長の旋盤講座 カナの交換について
歯車のカナが傷んでいて、別作にて交換する際の注意点やコツを解説していただきました。
“カナ棒”と呼ばれる長尺のカナを、バイトでカットするのですが、バイトを当てる角度や力加減が適切でないと、すぐに引っかかってしまったり、バイトが欠けてしまうといったことがあり、熟練を要する作業であることがわかります。






福田 修二さんより ネジ頭研磨治具の製作
ネジの頭を磨いて平面に仕上げるのはとても難しいものです。(株)ワールド通商の山田喜久男氏が製作されたものを参考に、簡単に平面が出せるよう、ボルト2本を使って支えとし、ネジ頭が砥石面にあたる際に3点支持になるよう考えられた治具です。下左の写真の左の穴にネジを取り付け、逆さにして砥石に押さえつけながら磨きます。





上瀬企画局長より
中古旋盤の改良と、過去のアンティーククロックの修理過程をまとめた資料の紹介
最近購入されたというシャブリンの中古旋盤を部屋に入るよう改良をした際の過程と、今まで修理されてきたクロックの作業内容をとりまとめた資料をスライドにて紹介頂きました。
旋盤のベッドねじれ防止のため設置台をダイキャスト製にしたり、またクロック修理ではグランドファザーの4.5kgある錘が設置しても下がってこなかった時、ブッシュ交換で直ったことなど、随所に工夫が凝らされ大変面白いお話でした。



















山崎 伸さんより エルジン製/ウオッチ付コンパクト
旅行用具として発売されたものでしょうか?蓋を開けると化粧品を化粧品を入れておくスペースや、蓋の裏側には鏡が現れます。
エルジン・イリノイの刻印が見えるポケット部分には口紅(?)らしき赤色が残っているのがわかります。今で言う、“セレブ御用達”のような商品だったのではないでしょうか。











渋谷 太作さんより スイス時計研修旅行の感想
ヒコ・みづのジュエリーカレッジの学生である渋谷さんがスイスに研修旅行へ行ってきた際、歯車やドライバーの柄などを製作したときの様子や体験談をお話いただけました。



右写真は、渋谷さんがスイスで購入したネジ先磨き器です。
Boley製のもので、非常にしっかりとした造りのもので、¥14.000くらいだったとのことです。
1mm以下のものから5mmを越えるものまで、細かくサイズ分けされており、ネジの頭だけでなく、ネジの先端なども磨けるようになっています。耐震装置の無い時代のテンプの受け石枠などは表側にネジの先端が出るようになりますので、こういった工具が必要になることがわかります。


















加藤 晃正さんより 携帯日時計


外観の様子からすると、おそらく中国製ではないかということです。













金川 恵治さんより エングレービング時計